ひ 表情。

私は、お世辞にも美人とは言えない。
そういう容姿に生まれてしまったのだから、仕方ない。
美人になりたいと。
思う時だって、ある。

私の好きな「唯川恵」さんのエッセイで、
私はひとつ学んだコトが、ある。

美人の人は、自分の内面ではなく外見の美しさを見られがち。
自分が本当に愛した男性からも、結局は外見で好きになられたり、
冷静に積極的に、自分から恋をしたくても、
相手から猛烈に惚れられてしまったり、
そんな事が多い。と。

美人だからって、全てにおいて得とは、限らないと。

世の中には、美人でなくてもモテる女性がいる。
「美しさ」とは、顔のパーツだけで造られる訳ではない、と。

それは、顔の「表情」だと。

これだ!と思った。
私の目指す“かわいい”は、これだ!と。思った。

よく笑い、よく泣き、
何かに怒り、何かに驚き、時に真剣になり、
嬉しそうに喋り、そぉっと優しく喋り、伝えようと一生懸命喋り、
時に無言でじっと見つめ。

そんな、一場面一場面での「表情」。

私の持論です。
表情豊かな女の子は、かわいい。魅力的だと。
そして、そんな女の子でいつも居たいと思うし、
もっともっと魅力的に、なりたいって。思う。

そう。「美人」にはなれなくても、
「表情豊かな女の子」には、なれるんです。